2022年9月20日発行の「消費者リポート」をお届けします。
今月の特集は 新たな食べもの フードテックは安全性に問題
フードテックと呼ばれる新たな食べものが出回り始めました。代替肉、培養肉、昆虫食がそれです。その開発や生産のために、細胞培養に加えて、遺伝子組み換えやゲノム編集などのバイオテクノロジーの応用が広がっています。農林水産省は「みどりの食料システム戦略」の中で、フードテックを推進し、将来の農業や食料生産の柱の1つにしようと考えています。開発企業や政府は、フードテックが環境問題や食料問題の解決につながると言いますが、本当でしょうか。食べものとしての安全性にも大きな問題がありそうです。
日消連・食の安全部会
━━━《内容》
1・表紙
2・新潟の山奥で百姓になって27年 百姓 天明伸浩
3・特集:新たな食べもの フードテックは安全性に問題 >>
4-5・代替肉・培養肉 肉そっくりだけど、 その中身は?/代替肉 輸入大豆に大量の添加物/培養肉 工場で細胞から作る肉
6-7・昆虫食 コオロギでブームにゲノム編集も研究中/コオロギ食品を販売している16社に出した質問の回答
8-9・HotNews:香害をなくす議員の会が発足 杉浦陽子(香害をなくす連絡会事務局、 本誌編集長)/自主的な血液検査でPFAS汚染調査 根木山幸夫(多摩地域の有機フッ素化合物 (PFAS) 汚染を明らかにする会)/原告一人ひとりが自分の声で伝えたい ちひろ(311子ども甲状腺がん裁判原告、20代)/【連載】I LOVE 憲法 私の好きな条文(5)第10章 最高法規(第97条~第99 条)基本的人権は侵すことのできない永久の権利 天笠啓祐(75 歳・日消連顧問)
10・世界の消費者ニュース NewsClip 7月22日〜8月21日 〇安倍元首相の国葬への反対高まる、 米で報道/米国、 グリホサートは血液脳関門を通過する 他
11・そこが知りたいQ&A 加工デンプンって何? 【答える人】原 英二 (日消連・食の安全部会)/フランス 田舎だより 有機農業のその先に 前田レジーヌ
12.各地の話題From 岐阜県 マスク、 消毒できない意思表示カードを普及 他/ Information 参加しませんか? 各地のイベント情報 連続オンライン学習会 ◎ゲノム編集トマトを受け取らないで! ゲノム編集トマト苗配布問 題に関する全国交流会( オンライン) 10 月19 日(水) 20:00 ~ 21:30 天笠啓祐(日消連顧問、科学ジャーナリスト)ほか、活動報告(北海道、徳島など)。無料。同実行委員会 申込は日消連HP へ 他
13・くらしにSpice! DVD:出稼ぎ農民の日常をありありと映す──『 出稼ぎの時代から』 (白鷹町出稼ぎの記録映画制作実行委員会)/Cinema: 独りぼっちで戦ったアスリートの青春──『オルガの翼』 (エリ・グラップ 監督)
14・連載「地域に広がる有機給食」(1) 岐阜県白川町 地域農業を大切にしながら、有機給食を実現~ボトムアップで有機給食が広がる~ 吉野隆子(オーガニックファーマーズ名古屋)
15・事務局から&わせだより
16・Gallery 連載・光と影の沖縄 (1)谷山 博史(日本国際ボランティアセンター(JVC)顧問)新基地建設は戦争を呼び込む