2023年5月20日発行の「消費者リポート」をお届けします。
今月の特集は アジアの平和を求めて市民がつながろう
ロシアによるウクライナ侵攻を契機に世界各国の軍事費が急伸しています。平穏な日常を奪われ、無残に殺される市民を前に、「自分たちならどうする？」と各国の人々が自問自答しています。日本政府も昨年末に改定した安保３文書で、敵基地攻撃能力の保有と防衛費の倍増を打ち出し、憲法の理念にはない「戦争する国づくり」に邁進しています。日消連は、国家や企業の利益よりも人のいのちや暮らしを優先する世の中をめざして活動してきました。自国ファーストに陥らず、軍需産業の思惑に踊らされることなく、世界のとりわけ近隣アジアの平和を求めて市民同士がつながっていきたいと思います。
日消連事務局長 纐纈美千世
本誌編集長 杉浦 陽子
━━━《内容》
1・表紙
2・ニワトリと人間 百姓 天明伸治
3・特集：アジアの平和を求めて市民がつながろう
4-7・アジアで平和を訴える人々 韓国、台湾から / 日消連と主婦連が呼びか
けた共同声明 河村真紀子（主婦連合会会長） 纐纈美千世（日消連事務局長）
8-9・HotNews：問題だらけの人工芝、都と区に公開質問 / ゲノム編集のお菓子、
日本で流通へ / 顔識別カメラで監視社会が新段階 / 特別寄稿・環境過敏症
患者の生存権を守るには
10.世界の消費者ニュース NEWS CLIP
11・そこが知りたいQ&A スマートメーターを拒否するにはどうしたらいい？ /
タイ 時間の流れに身をまかせ 森本薫子（有機農家／合同会社PLC）
12.Roundabout 読者の交差点 漫画で電磁波過敏症を説明 /
Information 参加しませんか？ 各地のイベント情報
13・くらしにSpice! Book：『 色覚の多様性―選別の病理を問い直す』 （日本
色覚差別撤廃の会 編著）／Cinema: 『ぼくたちの哲学教室』 （ナーサ・ニ・キアナン、
デクラン・マッグラ監督）
14・【連載】「地域に広がる有機給食」（８）埼玉県比企郡小川町
15・事務局から＆わせだより
16・Gallery 連載・和白干潟のふしぎ ①