2024日消連第21号
2024年12月2日
各位(末尾に企業名)
特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 亀山 亜土
共同代表 佐々木 ミヨ子
共同代表 マーティン・フリッド
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
共同代表 天笠啓祐
共同代表 原英二
ゲノム編集ジャガイモについての質問状
私たちは食の安全を求め、食品の遺伝子操作に反対し運動している消費者・市民団体です。
さて、消費者庁は2024年10月16日、米国J.R.シンプロット社(以下、シンプロット社)が届け出していたゲノム編集ジャガイモを受理しました。このジャガイモは、ゲノム編集技術によって小粒ながら2倍の収量をもたらすよう操作を行ったものです。ビンチェという品種を用い、株あたりの塊茎数の調節に関与している遺伝子をノックアウトして作成したものです。いま世界的に小粒のジャガイモが好まれるようになっており、その市場を狙ったものだと思われます。
ゲノム編集食品に関しては、多くの科学者が安全性に疑問を示しています。消費者の間でもゲノム編集食品への懸念は大きく、今回ゲノム編集ジャガイモの届出が受理されたことへの不安が広がっています。
米国産ジャガイモは、植物防疫の関係で日本には生の状態で輸出できないため、加工して輸出することになります。ファストフードやファミリーレストラン、コンビニエンスストア等でフライドポテト等として使用される可能性が大きいと見られています。そこで以下、質問いたします。
ご多忙のところ恐縮ですが、12月16日までに文書にてご回答いただきたくお願いいたします。なお、質問状とご回答につきましては、団体のウェブサイト等で公開させていただきます。
記
1、貴社は、このゲノム編集ジャガイモを使用する可能性はありますか。
2、もし使用する場合は、その理由をお答えください。また、使用する場合、メニュー等にゲノム編集ジャガイモであることを表示しますか。
3、今後、他のゲノム編集原料を使用する可能性はありますか。
以上
<送付先企業33社>
モスフードサービス
ビーケージャパンホールディングス
日本マクドナルド
フレッシュネス
ドムドムフードサービス
フォーシーズ
ロッテリア
日本ウェンディーズ
ファーストキッチン
日本KFCホールディングス
すかいらーくホールディングス
サイゼリヤ
ジョイフル
ココスジャパン
ジョリーパスタ
デニーズジャパン
ロイヤルホールディングス
SRSホールディングス
セブン‐イレブン・ジャパン
ファミリーマート
ローソン
ミニストップ
セコマ
カルビー
湖池屋
ヤマザキビスケット
大塚食品
ニチレイフーズ
ハインツ日本
日本アクセス
R’s食品
池延
ミホウジャパン