人工芝が増えています。競技場だけでなく、学校の校庭や子どもの遊び場、一般家庭の庭でも見かけるようになりました。人工芝は大量のマイクロプラスチックの供給源として注目されてきましたが、問題はそれだけではありませんでした。全国各地の地下水や河川水で国の暫定指針値を超えて見つかり、社会問題となっているPFAS(有機フッ素化合物)。これが人工芝からも滲出していることが指摘されています。さらに、人工芝に弾力性を持たせるための充填剤(ゴムチップ)にも発がん性や環境ホルモン作用のある物質が含まれていました。「脱プラ」のかけ声の陰で、危険なプラスチック製品が増え続けています。
日消連・環境部会
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