2013年2月に経産省電力システム改革専門委員会報告と改革の工程表が出され、4月の閣議決定をへて「電気事業法の一部を改正する法律案」が今国会に提出されました。しかし法案は工程表を巧妙に書き換えて内容を後退させたうえに、いまだ審議日程がたたず、今国会の成立が危ぶまれています。やっと動き始めた電力改革に、早くも暗雲がたちこめています。
3.11以後、人が住めなくなるような放射能汚染の危険を伴う原子力発電と決別し、省エネルギーの大幅拡大、再生可能エネルギー(風力、太陽光など)の急速な普及、そしてコジェネレーションなど分散型電源を活用する社会への転換が緊急に求められています。今こそ電力システムの構造改革、工程表の早期実施を進めるべき時です。
電気事業法改正を市民の立場から後押しするにあたって何がポイントか、消費者メリットからみた電力改革、電力市場デザインとは何か、など、欧米の電力事情に詳しい第一人者のお話を聞いて討論します。
日時:2013年6月20日(木)17:00~19:30
場所:衆議院第二議員会館 多目的会議室(地下鉄永田町駅、国会議事堂前駅下車)
プログラム
講演: 山田 光 氏 (エネルギーコンサルタント)
質疑とディスカッション
- テキスト:「発送電分離は切り札か」(日本評論社) 電力システム改革専門委員長・伊藤元重氏推薦!
電力のこれからを考えるための必読書。欧米の電力システムに精通する著者が示す改革に向けた指針。日本のエネルギービジネスの将来像 - 参考書: 「日本経済再生のための東電解体」eシフトエネルギーシリーズ(合同ブックレット)
資料代:500円
主催:e シフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)/ 日本消費者連盟 / 電力改革プロジェクト
問合せ: 日本消費者連盟 担当:真下(ましも)
mashimot@nishoren.net(迷惑メール防止のため@を全角にしています) 電話:03-5155-4765 FAX:03-5155-4767