2024年6月7日にキユーピーに対して送った「ゲノム編集卵(アレルゲン低減卵)に関する再質問状」に、6月20日付で回答がありました。
「ゲノム編集卵(アレルゲン低減卵)に関する再質問状」の回答書
2024年6月20日
キユーピー株式会社
質問1、前回、安全性の確認を終了しているとご回答いただきましたが、具体的にどのような安全性の確認をされましたか。
回答1、国立大学法人広島大学様との共同研究にて、下記3点について、確認を行っています。
1)鶏卵中にオボムコイド及びその断片も含まれていないこと
2)鶏卵中のオボムコイド以外の成分は通常の鶏卵の成分と変わらないこと
3)全ゲノム解析の結果、鶏のオボムコイド遺伝子以外には変化がなく、通常の鶏の遺伝子と同等であること
【参考】リリース https://www.kewpie.com/newsrelease/2023/2959/
論文 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0278691523001059
加えて、臨床試験にあたり、一般的な食品としての安全性(微生物試験等)も実施しています。
質問2、臨床試験では些細な変化も重大な健康影響の兆候として見過ごしてはならないと考えますが、どのような観察をされますか。また、どのような異常があった場合に試験を中止するお考えですか。
回答2、喫食後、医師が15分おきに観察し、患者様の体調に変化が起きていないか、慎重に経過を確認しています。発疹等、アレルギー症状が少しでも観察された場合、医師が迅速に対応しています。
質問3、臨床試験の経過、結果はどのように公表されますか。
回答3、結果がまとまり次第、学会や論文等にて逐次公表していく予定です。
以上