日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも人のいのちや健康を優先する世の中に変えたいと活動しています。

食品表示について学びませんか

知らぬ間に遺伝子組み換え食品や添加物を食べている!?

「表示で知りたい食品の安全」

 

日  時 2012年11月30日(金)14時~16時

会  場 東京ウィメンズプラザ 視聴覚室

      最寄駅 地下鉄「表参道」徒歩7分、JR「渋谷」徒歩12

      http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html

講  師 天笠啓祐 (ジャーナリスト。日消連共同代表)

参加費 500円 (日本消費者連盟会員は無料)

普段何気なく見ている食品パッケージの原材料表示ですが、使われた全ての原材料がわかるわけではなく、さまざまなルールに基づいて表示・非表示が決められています。

加工食品の原料原産地は全てが表示されているわけではなく、表示義務があるのは22食品群と4品目で、製品の原材料のうち単一の農畜水産物の重量割合が50%以上である商品のみが表示されています。

また、添加物は使った全てを「物質名」で書くことが原則ですが、複数の組み合わせで効果を発揮することが多いものは「一括名」で表示してよいことになっています。たとえば、ph調整剤、調味料(アミノ酸等)などです。

遺伝子組み換えについては食品により表示義務の有無があり、さらに表示を義務付けている食品でも、意図しない遺伝子組み換えの混入であれば5%まで認められています。一方でEUはすべての食品が表示義務の対象であり、混入についても許容度は0.9%と、日本より格段に厳しい基準を設けています。

20119月から行われている消費者庁の食品表示変更のための検討会では、上記のような添加物や遺伝子組み換え食品などの表示を改善をしたいと消費者側からの要望があがりました。ところが、そのような消費者の声はほとんど受け入れられず、むしろ「わかりやすい表示」という言葉を使った業界団体側の要望、つまり「表示の簡略化」を含んだ法案が2013年の通常国会に提出されそうです。

今回の学習会では、そもそもわかりづらい日本の食品表示を改めて洗い出すとともに、その問題点について考え、法案の今後の動きに注目するきっかけにしてほしいと企画しました。みなさまのご参加をお待ちしています。

共催 :日消連、大地を守る会

<お問合わせ・申し込み先> 日消連 tel 03(5155)4765