核のごみ捨て場に適地はない 文献調査受け入れの北海道・寿都町を訪ねて
本誌編集長・杉浦陽子 元日の能登半島地震は、日本の国土で原発を稼働させる恐ろしさと愚かさを改 めて認識させました。志賀原発が稼働していたら、珠洲原発が建設されていたらと、 つい原発稼働に目が向きが…
海が企業の儲けの場に 本物の魚が食べられなくなる
日消連顧問 天笠啓祐 日消連事務局長 纐纈美千世 魚を取り巻く環境が悪化しています。「魚工場」と呼ばれる陸上養殖が広がり、ゲノム編集魚の種類が増え、エピゲノム編集など新たな遺伝子操作による魚の開発も始…
農薬による人体汚染が明らかに
日消連・食の安全部会 日消連も参加するデトックス・プロジェクト・ジャパン(※)の調査で、農薬による人体汚染が広く起きていることがわかりました。1990年代から使用量が急増しているネオニコチノイド系殺虫…
タネの企業支配を推進する 国際同盟UPOVとは
「日本政府がアジアの農民からタネの権利を奪おうとしている。何とかしてほしい」。マレーシアの市民団体から日本消費者連盟に連絡がありました。調べてみると、農林水産省が事務局を担う「東アジア植物品種保護フォ…
地域に広がる有機給食 その実現のカギを探る
いま、有機食材を使った学校給食が増えています。日本消費者連盟食農部会は活動のテーマとして「有機給食」を取り上げ、実施している自治体へのアンケート調査を行いました。自治体や給食現場の回答から浮かび上がっ…
新たな香害、抗菌・消臭系柔軟剤、洗剤
「抗菌・消臭」を謳う柔軟剤や合成洗剤が増えています。抗菌は、新型コロナウイ ルスが感染拡大して以降、清潔なイメージと結びつき、消臭は、体臭や雑菌から 来るにおいだけでなく、香害の否定的なイメージまで打…
身近に迫るゲノム編集食品 監視と行動で歯止めをかけよう
遺伝子を操作したゲノム編集食品を欧米の市民団体は「新しい遺伝子組み換え」と呼び、厳しい規制の必要性を訴えています。ところが、日本政府は明確な根拠を示さないまま「安全性は従来の食品と同程度」 として、何…
PFI導入で公園が「稼ぐ場」に変貌
PFI導入で公園が「稼ぐ場」に変貌 公園はいったい誰のものなの かと考えさせられる事態が進んでいます。全国の都市公園で再整備が進み、その際に利便性の高い建物が建築される一方で、その敷地確保のために樹木…
増え続ける人工芝 PFAS汚染の温床か
人工芝が増えています。競技場だけでなく、学校の校庭や子どもの遊び場、一般家庭の庭でも見かけるようになりました。人工芝は大量のマイクロプラスチックの供給源として注目されてきましたが、問題はそれだけではあ…
アジアの平和を求めて市民がつながろう
アジアの平和を求めて市民がつながろう ロシアによるウクライナ侵攻を契機に世界各国の軍事費が急伸しています。平穏な日常を奪われ、無残に殺される市民を前に、「自分たちならどうする?」と各国の人々が自問自答…