日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも、人のいのちや健康を優先する世の中にしたいと活動しています。

消費者リポート 1529号 2013.03.07

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▶3.11の2周年行動が全国で行われます。少しずつ春の気配が濃くなってきた外に出て、デモや集会で昨年の「12.16衆議院選ショック」を踏み越えましょう。▶放射能が復興の最大の障害であることは、この時期メディアが行っている各種の被災者調査でも分かります。放射能汚染の実態を覆い隠そうとする「お役所」の姑息な実態を弁護士の神山美智子さんが暴いています。とくに消費者庁の「食品と放射能に関する消費者理解増進チーム」は役人根性丸出しですね(6面)。先日、カネミ油症事件の被害者を10年間撮り続けた映画「食卓の肖像の試写会を観させてもらいました。被害者の人たちそれぞれの40年以上の生き方に触れながら、原発事故被災者の40年後の姿が重なりました。▶日消連主催「食のいまを見つめ直すシンポジウム」でも、最大のテーマは食品の放射能汚染問題。福島農民のいまから食の「生産者」と「消費者」という分業の在り方まで、深〜い議論が行われています(4-5面)。(共同代表・真下)

もくじ


  • 1・hot news 3.23原発のない福島を!県民大集会——福島を再生エネルギーの研究・開発拠点にしよう
  • 2・news file 生産者も事業者も望んでいる誤解の余地ない食品表示:1.31院内シンポジウム報告
  • 3・news file 学校給食の食物アレルギー事故から学ぶこと:チーム対応の体制整備と訓練を
  • 4・focus 問われているのは、私たち自身——行き過ぎた分業社会のあり方を変えよう:1.19 食のいまを見つめ直すシンポジウム報告
  • 6・連載 化学物質の基礎知識 ①毒と薬は紙一重
  • 7・column モニタリングポスト? 除染ポスト!?
  • 8・hot news 深刻なペットボトルごみ:デポジット制を