日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも人のいのちや健康を優先する世の中に変えたいと活動しています。

【消費者リポート】1643号(2021年3月20日発行)

 

 

2021年3月20日発行の「消費者リポート」をお届けします。

今月の特集は
どうする? コロナ禍の貧困 コメと野菜でつながろう

 長引くコロナ禍で貧困が広がっています。完全失業者数は、昨年2月から今年1月まで12 カ月連続で前年を上回りました。そこにカウントされない人も含めて生活困窮の実態が浮き彫りになっています。自助を強調する菅政権の施策は、自己責任を押し付け市民に分断を生んでいます。憲法が保障する生存権( 25 条)の基本は食べることです。その最低限の権利が奪われる中で、食べものを作る生産者が無償のコメと野菜で人と人とをつなごうとしています。私たちは消費者として仲間の貧困をどうしたらいいのでしょう。あわせて食べものを提供する生産者にも押し寄せる困窮を考えます。

日消連共同代表 大野和興
本誌編集長 杉浦陽子

━━━《内容》
1・表紙
2・都立病院の独法化は医療崩壊への道 小児科医 山田 真
3・特集:どうする? コロナ禍の貧困 コメと野菜でつながろう >>
4・「コメと野菜でつながる百姓と市民の会」 腹を空かせた人に食べて欲しい / コメと野菜でつながる百姓と市民の会紹介
6.まちの貧困 生活困窮者の暮らしは ◆真っ先にしわ寄せが来た移住者 ◆尊厳の回復につながる3度の食事 / (杉浦陽子)
7・むらの貧困 米価は下落、 地方経済も疲弊 ◆底が見えない米価下落 ◆続々とコメづくりから撤退 ◆地域経済も衰退 (大野和興) 
8.Hot News NGOが共同で脱プラ法案を提出 栗岡理子 (日消連・環境部会) /  PRTR対象物質の見直し作業の
やり直しを中地重晴 (有害化学物質削減ネットワーク)
9.ゲノム編集魚、 承認に向けて動き出す? 天笠啓祐 (日消連顧問、科学ジャーナリスト) / 連載 菅政権のカーボンニュートラル~森林バイオマスの視点から 第1回 2050年・脱炭素社会実現の行方 飯沼佐代子( 地球・人間環境フォーラム)
10・News Clip:世界の消費者ニュース 1 月27 日〜2 月21 日  北米、有機種子産業が急成長、他
11・そこが知りたいQ&A フッ素洗口の安全性は?── 最近PFOSなどの有機フッ素化合物が問題になっているようですが、 学校で実施されているフッ素洗口は大丈夫でしょうか。 【答える人】秋庭賢司 (歯科医師、 日本フッ素研究会事務局) / 【マーティンの鵜の目鷹の目】 菜園に蒔く種子がない
12.各地の話題From 福島県 福島県内8児童養護施設で放射線量の測定や甲状腺検査を実施 NPO法人 福島県の児童養護施設の子どもの健康を考える会 共同代表、一般社団法人 すこやかの会ふくしま 理事 澤田和美 / Information 参加しませんか? 各地のイベント情報 / パンフレット紹介:「 STOP! 香害 ―香りに苦しんでいる人がいます」
13・くらしにSpice! Book:増える 「はげ山」、 林業の 「成長産業化」 の果てに──『 絶望の林業』 (田中淳夫 著)/ Cinema:ご機嫌なカエル 「ペペ」 の数奇な運命──『 フィールズ・グッド・マン』(アーサー・ジョーンズ監督)
14・連載「世界の脱プラ・使い捨て規制」 (3)韓国編 2030 年までに全業種で使い捨てプラ廃止に 上前万由子 (社会的起業家・IRO 代表 – うえまえ・まゆこ 韓国在住。国際交流の企画、日中韓翻訳、執筆などを通し、アジアの人々と言葉を繋ぐ。)
15・事務局から&わせだより / ●読者からのお便りを紹介します「電子レンジ使用に疑問」/ ●香害に関する陳情が採択されました / ●マーティンのエッセイ集をぜひ
16・連載 あの人に会いたい(15) 生活困窮者にコメを送る (星の谷ファーム 天明伸浩さん)

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