日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
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【質問状】ゲノム編集魚と細胞培養肉に関する公開質問状(2022年11月14日)

 

2022日消連第11号
2022年11月14日

株式会社フード・アンド・ライフカンパニーズ
代表取締役社長CEO 水留浩一様

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐
特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 亀山 亜土
共同代表 佐々木 ミヨ子
共同代表 マーティン・フリッド

 

ゲノム編集魚と細胞培養肉に関する公開質問状

 

私たちは、食の安全を求めて取り組んでいる消費者団体です。

さて、貴社が共同開発を進めているゲノム編集魚と細胞培養肉について、私たち消費者は、食経験がない、安全性に不安が大きなこれらの食品に対して懸念を持っています。貴社については、本年6月、貴社傘下のあきんどスシローが消費者庁から「景品表示法違反(おとり広告)を行った」として措置命令を出されました。また、7月には生ビール半額キャンペーンでも同様の問題が発覚しています。さらには9月にマグロ疑惑も起きており、相次ぐ不祥事が発覚しています。このような企業が、安全性に不安があるゲノム編集魚や細胞培養肉の開発に取り組んでいることに対して、私たち消費者は強い不安を抱いています。そこで以下、質問いたします。ご回答は書面又はメールで11月28日までにお願いいたします。ご回答につきましては回答の有無を含め、団体のホームページ等で公開します。

 

ゲノム編集魚についての質問

1、貴社はリージョナルフィッシュ社などと組んでゲノム編集魚での共同開発に乗り出しています。昨年11月に貴社を含む18社にゲノム編集魚類の使用に関する質問状をお送りした際には、貴社から現時点では明確な方針を定めていないと回答をいただきました。しかし、リージョナルフィッシュ社との共同開発が発表された後、実用化に向けた動きと判断できる報道がありました。消費者がゲノム編集魚を含むゲノム編集食品の安全性に懸念を持っている中、なぜ開発を進めるのか、その理由をお聞かせください。

2、ゲノム編集技術に消費者は強い不安を持っています。消費者の不安についてどのようにお考えですか。

3、ゲノム編集魚が店舗で販売された際に表示はどのようにされますか。

4、ゲノム編集魚が実験中、あるいは養殖中に環境中に逃げ出すと、生物多様性に大きな影響があると考えられます。その対策としてどのようなお考えをお持ちですか。

 

細胞培養肉についての質問

5、貴社は米国の企業とタイアップしてマグロの培養肉開発にも乗り出すと宣言しています。これは実用化に向けた動きだと判断していますが、なぜ開発を進めるのか、その理由をお聞かせください。

6、細胞培養肉についても消費者は強い不安を持っています。消費者の不安についてどのようにお考えですか。

7、細胞培養肉が店舗で販売された際に表示はどのようにされますか。

以上