日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
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【質問状】ゲノム編集トマトの取扱いについての要請・質問状(2024年6月13日)

 

2024日消連第12号
2024年6月13日

株式会社大治
代表取締役 本多諭様

特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 亀山亜土
共同代表 佐々木ミヨ子
共同代表 マーティン・フリッド
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐

ゲノム編集トマトの取扱いについての要請・質問状

私たちは食の安全を求め、食品の遺伝子操作に反対し運動している消費者・市民団体です。このたびは、消費者庁が公表している「機能性表示食品の届出情報」に、ゲノム編集トマト(商品名:シシリアンルージュハイギャバ)の「選別・出荷を行う者」として貴社名が掲載されていることに関して、お願いと質問がありご連絡いたしました。
ゲノム編集技術は、主として特定の遺伝子を破壊する技術です。植物のゲノム編集には遺伝子組み換え技術が用いられるほか、遺伝子操作の過程で遺伝子が傷ついて想定外の有害物質ができる可能性があります。しかも国による安全性や環境影響の審査は受けていませんし、表示義務もありません。現在、販売されているゲノム編集トマトのパッケージには、読めないほどの小さな文字でゲノム編集されたことが書いてあるだけです。そのため、ゲノム編集されたトマトと知らないで購入する消費者もいることが予想されます。
私たち消費者は、安全性が確認されたとは言い難いゲノム編集食品に懸念を持っています。ゲノム編集トマトの販売企業がその苗を小学校に無償配布すると発表したことに対し、全国で市民が自分の住む自治体に苗を受け取らないでほしいという要請書を送りました。これまで受け取りを表明した自治体はありません。
食の安全と消費者の信頼は、食品を扱う企業にとってこの上なく大切なものだと思います。私たちの懸念を伝えるリーフレットを同封しました。ご高覧いただけますと幸いです。
つきましては、ゲノム編集トマトについて質問させていただきます(別紙)。ご多忙のところ恐縮ですが、6月28日までにご回答いただきたくお願いいたします。なお、質問状とご回答は、団体のサイト等で公開させていただきます。

 

ゲノム編集トマトやその加工品の取扱いに関する質問

質問1、ゲノム編集技術についてご存じでしたか。(該当に✔を、以下同じ)
□ 安全性についての懸念の声を含めて知っている
□ 一般的な情報は知っているが、懸念の声は知らなかった
□ ゲノム編集技術について、特に認識はなかった

質問2、ゲノム編集トマトを取り扱っていますか。
□ 取り扱っている
□ 取り扱っていない
□ 取り扱っていたが、現在は取り扱っていない

質問3、取り扱っている・取り扱っていた理由は何ですか。(複数可)
□ 営業を受けたから
□ GABAが豊富で機能性表示食品だから
□ ゲノム編集食品だから
□ その他( )

質問4、今後もゲノム編集食品を取り扱いますか。
□ 取り扱いをやめる
□ すでに取り扱っていない
□ 取り扱いを続ける
□ 検討する