日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも、人のいのちや健康を優先する世の中にしたいと活動しています。

消費者リポート 1514号 2012.07.21

電子版(pdf) 300円

電子版(pdf) 300円

[purchase_link id=”3270″]

紙版(ハードコピー)500円の
購入申し込みはこちら

■「政府の避難対策や食品汚染対策はみんな東電の損害賠償を低く抑えるのが目的じゃないのか?」福島でこんな声をよく耳にしました。「賠償額の上限があらかじめどこかで決められていて、そこから逆算して賠償の対象となる被害者の数や出荷停止量を割り出し、それに見合う被曝線量を割り出して年間20mSvという切りの良い数字にまるめた。賠償額の上限は、原発の発電単価が他の電源に比べて高くなり過ぎないように設定した」──そんな深読みが現実味をもって語られるような深刻な被曝状況がいまも福島にはあります。いっぽうで、世界の専門家は、最新の研究成果にもとづいて「年間1mSvでも安全レベルの4倍」と指摘しています(4-5面の拙稿)。■がれき広域処理で放射能が日本全土にばら撒かれる問題の核心について、日消連代表が環境省に質問。環境省の回答は?■毎週金曜夜の「首相官邸前再稼働反対・脱原発デモ」。サラリーマンやOL、主婦、学生など、ごくフツーの人たちが「再稼働って、どう見てもおかしくない?」というごくフツーの感覚でますますたくさん集まってきています。たぶん政府が本気で脱原発するまで続くでしょう。これって「日本型ジャスミン革命」?(共同代表・真下)

もくじ


  • 1・hot news 2012 夏期学校給食学習会(7月30日・31日 東京・牛込箪笥区民ホール):TPP、輸入食品、放射能汚染etc.食育と食の安全に取り組むための2日間
  • 2・news file 東電株主代表訴訟に注目を:歴代27人の取締役へ追及始まる
  • 2・news file 原子力基本法改正案、原子力規制委員会設置法案を廃案に軍事利用の明文化はおことわり!
  • 3・news file 赤い色の食品、化粧品で急性アレルギー多発:安全性評価を免れてきた天然添加物コチニール色素に要注意
  • 4・focus 福島の現在(いま)― 猪苗代国際シンポジウムと放射線測定に参加してわかったこと
  • 6・series ベクレルニュース:全ての食品に0ベクレルを求めるのは不可能な中で
  • 7・column ここまでわかった電磁波のリスク
  • 8・hot news 広域処理はホントに必要? 安全性に問題ない?―環境省へ質問してきました