2019日消連第6号
2019年8月7日
農林水産大臣 𠮷川貴盛様
日本消費者連盟
共同代表 天笠啓祐
共同代表 大野和興
米国での違法GM小麦発見に対して輸入を停止しなかった理由を明らかにしてください
米国農務省は7月12日、米国ワシントン州内で遺伝子組み換え(GM)小麦の違法な自生がまた見つかったことを発表しました。今回見つかった品種は、いずれもグリホサート耐性の「MON71300」「MON71800」だそうです。MON71300は新系統のため従来の検査方法では検出できません。このような場合、従来、貴省ではいったん輸入を停止し、検査方法を確立した上で、検出されるか否かのチェックを行うことになっていました。しかし今回は輸入を停止しませんでした。
ついては、以下質問いたします。お忙しいところ恐れ入りますが、8月23日までに文書にて回答をお願いします。
記
1、本来ならば、いったん輸入を停止して自生の状況の判断を行うのが基本だと思いますが、止めなかったのはなぜですか。
2、輸入を止めなかった理由として、従来のPCR法ではなく、簡易検査法である「ラテラルフロー法」を用いることで検査が可能だとしていますが、その精度はどの程度でしょうか。これまでの検査実績をお示しください。
3、最終的にはPCR法で確認することになるのでしょうか。確認した場合、簡易検査と齟齬を生じた際にはどのような対応を図るのでしょうか。
4、PCR法で確認しないとすると、その理由をお示しください。
以上