日本消費者連盟 | すこやかないのちを未来へ

【回答】レジ袋対応・コンビニ3社からの回答(2020年5月27日)

 

7月1日以降のレジ袋対応について、コンビニ3社に送った公開質問書に対し、4月15日に電話で回答がありましたので公開します。書面での回答を求めましたが、非常事態宣言下でもあり時間がかかるとのことでした。要望してから1か月以上経ちましたので口頭で伺った内容を記します。

 

 

質問書内容(3月31日付、新着情報参照)

 

私たちは、いのちや健康を何よりも大切にする社会をめざして活動している消費者団体です。報道によりますと、御社は本年7月1日よりレジ袋をバイオマス素材30%配合のものに変更した上で、有償で提供するとのことです。私たちもレジ袋を大幅に削減するため、禁止あるいは20円以上での有償提供が望ましいと考えておりますので、御社の有料化の決定を一歩前進と受け止めています。つきましては、下記の通り質問いたしますので、回答を4月10日までに、日本消費者連盟事務所までご返信くださいますようお願いいたします。

 

 

1.バイオマスを30%配合したレジ袋に変更するとのことですが、バイオマスプラスチックが必ずしも持続可能であるとは限りません。とりわけサトウキビやトウモロコシを利用した場合、森林破壊や遺伝子組み換え、食料との競合などの問題が生じます。また、散乱した場合、マイクロプラスチック化します。そのため、マイクロプラスチックそのものを減らすには、レジ袋使用量そのものをできるだけ低く抑える必要があり、それには価格設定が重要だと考えています。レジ袋の価格を教えてください。

 

2.有料化後の御社のレジ袋辞退率目標(あるいは削減率目標)を教えてください。

 

3.プラスチック製レジ袋に代えて、再生紙製の紙袋を有償提供することについて、何かお考えがあればお聞かせください。

 

 

コンビニ3社の電話での返答(4月15日)・アイウエオ順

 

 

セブンイレブンジャパン サスティナビリティー推進室 

 

1、価格は検討中。5円までの中で考えている。高ければいいというものではない。今後提供するレジ袋自体で石油100%は使わない。バイオマスも(日消連が指摘するような)食料と競合するものではないし、森林破壊するものではない。

2、60%目標。弊社の現状の辞退率が30%なので2倍をめざす。

3、紙袋は検討の遡上にはあるが、提供するなら有料で。

 

 

ファミリーマート サスティナビリティー推進部 

 

1、価格は検討中。

2、60%目標。有料配布で先行するスーパーは、2円3円で80%の辞退率。経産省や環境省は2円でも効果があると言っている。

3、決まっていない。マイバッグの持参を呼びかけている。紙袋は高いので提供するなら有料で。7月1日以降、紙袋をどうするのかは決まっていない。

 

 

ローソン 環境社会共生・地域連携推進部 

 

1、価格は、不当に安くするつもりはない。抑制(辞退)につながる価格にはしたい。が、他社が1、2円で弊社が10円などという場合は不都合なので、検討に時間がかかる。辞退率向上は価格よりもむしろ、1回ずついるかいらないか聞かれる「わずらわしさ」にあるのではないか。コンビニは、スーパーのようにルーティンの目的を持って行くところではなく、急に必要になってとか、ふらりと立ち寄ってくるケースも多いので、簡便に商品が手に入るスピードに特長がある。そこが損なわれることを消費者がどこまで許容できるか見極めたい。結果的にみなが平等に不便になることが大事。ある程度の価格を払ってもレジ袋を欲する客は、スーパーなどよりも多いと見ている。一斉にやれば多少の混乱が7月1日以降しばらくはあると思うが、ある程度の辞退が定着すると思う。FC店が多いので、レジ袋を無料から有料にすることで経費も下げられれば経営にもプラスになるという考え方もできる。

(現瞬間は、新型コロナウイルスの影響でエコバッグの受け渡しは禁止している。コンビニのレジ袋のみに入れるとのこと)

レジ袋も本当は、生分解性プラにしていきたい。バイオマスも資源の奪い合いになっている。国が何のためにレジ袋の有料化を決めたのかがはっきりしないので、企業としては迷うところだ。①海洋プラを減らしたいのか、②焼却によるCO2を減らしたいのか、③原料として使用する石油そのものを減らしたいのかによって、どのように対応すべきかが変わる。

2、日本FCチェーン協会が目安として出している数字は辞退率60%。コンビニ8社のこれまでの辞退率は20%(この数字はたばこ1つ、飲み物1本などが多いと予測)。

3、再生紙の紙袋を有償提供することは考えていない。そもそも間伐材ならまだコストが低いが再生紙はコストが高くて難しい。今使っているご進物用の紙袋など現在の紙袋をどうするかは、まだ検討中。