日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも、人のいのちや健康を優先する世の中にしたいと活動しています。

2023年9月23日 ゲノム編集魚を考える市民集会 in 京都~未来の食卓はどうなるの?~

 

ゲノム編集魚を考える市民集会 in 京都
~未来の食卓はどうなるの?~

いま、ゲノム編集によって遺伝子操作された食品が、日本だけで流通し、私たちの食卓に登場しています。しかも国内で流通している3種類のゲノム編集食品のうち2種類は魚(マダイとトラフグ)です。いままで遺伝子組み換えで改造した魚は、日本でも食品として流通したことはありません。ゲノム編集食品は、遺伝子組み換え食品と同様、あるいはそれ以上の危険性を持ちながら、政府は食べて安全かどうかの評価も、表示も必要ないとしています。ゲノム編集魚がもし逃げ出し、生態系に入り込んだら何が起こるのかまったく予測がつきません。この魚を開発し、養殖・販売している京都大学のベンチャー企業リージョナルフィッシュ社は、不安の声や質問などに応えようとせず、危険性を軽視しています。

養殖場があるのは、日本三景の一つ、天橋立があり、豊かな漁場で沢山の美味しい地魚が獲れる京都府宮津市です。こともあろうか宮津市は、ゲノム編集トラフグを「ふるさと納税返礼品」に採用しました。それに対して地元の市民が取り消しを求めているにもかかわらず、市は聞く耳を持ちません。リージョナルフィッシュ社はまた、回転すし「スシロー」を傘下に持つフード&ライフ・カンパニーズと共同でゲノム編集魚の開発を進めており、外食での使用も視野に置いています。さらには、NTTと陸上養殖の合弁会社を設立、全国各地に陸上養殖施設を新設しようとしています。

ゲノム編集魚はいま、このように徐々に私たちの身近な食卓に及ぼうとしています。しかも表示はなく、私たち消費者に選択権はありません。私たちは、リージョナルフィッシュ社に対してゲノム編集魚の開発・養殖の中止を求め、宮津市にふるさと納税の返礼品からの取り下げを求めています。さらに、漁業関係者とも連携し、ゲノム編集魚の陸上養殖を中止させたいと考えています。そこで今回、ゲノム編集魚が開発・養殖されている京都での集会を企画しました。

未来の食卓を守るため、ぜひこの集会にご参加ください!

 

【日時】2023年9月23日(土・祝)13:00~16:00(開場12:30)

【会場】ひと・まち交流館 京都 大会議室/オンライン併用開催
住所:京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1

アクセス→http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
●バス:市バス4,17,205号系統「河原町正面」下車
●電車:京阪電車「清水五条」下車 徒歩8分/地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分

★参加申込み専用フォーム→https://forms.gle/YWgWrR7rodhaLiAh8

◎参加費:500円
◎定 員:会場300名、オンライン500名
◎申込み:上記専用フォームまたは、電話(03-5155-4765)かFAX(03-5155-4767)※FAXの場合は、お名前と連絡先(電話またはFAX番号)、会場参加かオンライン参加かをお書きください。
◎申込み締め切り:9月19日(火)

<プログラム>

12:30 開場
13:00-13:05 開会あいさつ
13:05-13:50 第1部 基調講演「ゲノム編集食品は未来の食卓をどう変えるのか」安田節子
13:50-14:25 第2部 トークセッション「ゲノム編集魚の何が問題か」天笠啓祐、河田昌東
14:25-14:35 休憩(質問回収)
14:35-15:10 第3部 パネルディスカッション「ふるさと納税返礼品にゲノム編集トラフグ」印鑰智哉、松平尚也、NOCO
15:10-15:40 質疑応答
15:40-15:55 漁業者のアピール、ゲノム編集トマトに関するアピール
15:55-16:00 集会アピール、閉会あいさつ
16:00 終了

<登壇者紹介>
安田節子(やすだ・せつこ)
食政策センターVision21主宰。日本消費者連盟で反原発運動、食の安全と食糧農業問題を担当した後、市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長を務め、2000年に食政策センターVision21設立。NPO法人日本有機農業研究会理事

河田昌東(かわた・まさはる)
食分子生物学者。専門分野は遺伝情報解読機構の研究及び環境科学。かつて名古屋大学で遺伝子組み換え技術の研究に取り組む一方、当初からその危険性を世に問い続けてきた。ゲノム編集についても海外の論文を基にその問題点について情報を発信している。遺伝子組換え情報室代表。

天笠啓祐(あまがさ・けいすけ)
科学ジャーナリスト。雑誌「技術と人間」の編集者を経て、1993年に独立。1996年、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン設立に参加し、現在は同キャンペーン代表。市民バイオテクノロジー情報室代表。日消連顧問。

印鑰智哉(いんやく・ともや)
OKシードプロジェクト事務局長。アジア太平洋資料センター(PARC)、ブラジル社会経済分析研究所(IBASE)、Greenpeace、オルター・トレード・ジャパン政策室室長を経て、現在はフリーの立場で世界の食と農の問題を追っている。

松平尚也(まつだいら・なおや)
2005年より京都で15年間有機農業を実践。伝統野菜中心の宅配事業を行う。農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学農学部兼任講師。グローバルな食料問題に取り組むNPO法人AMネット代表理事。2021年から滋賀に移住し、近江八幡の干拓地を耕している。

NOCO(いぐち・のこ)
日本の島々、アジア諸国を旅しながら素潜りしまくり、宮津の海が世界一!と移住。念願の遊漁船 船長になり、順風満帆の矢先ゲノム編集陸上養殖施設がすぐそばに!自然農を営む矢野と市民グループ 麦のね宙ふねっとワークを結成し、ゲノム編集トラフグのふるさと納税返礼品からの取り下げを求め、麦の根活動を展開中。

 

♪賛同団体・賛同人を募集しています。
今回の集会への賛同を募集しています。団体と個人があります。賛同いただいた団体名や個人名は当日配布資料、告知のチラシやウェブサイトなどに掲載します。掲載を希望されない場合は、非公開も可能です。賛同にあたっての金銭的負担はありませんが、カンパは大歓迎です。
★賛同申込みフォーム→https://forms.gle/PVphdWihxCq4kduL6

♪カンパのお願い
今回の集会を成功させるため、カンパにご協力ください。
[振込先]郵便振替 00100-5-727877/口座名 遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
他行から振り込む場合:ゆうちょ銀行 019店 当座 0727877番
※参加費と同じ振込口座ですので、お振込みにあたっては、「9/23京都集会カンパ」とご記入いただきますようお願いいたします。

♪チラシ
以下からダウンロードできます。
ゲノム編集魚を考える市民集会in京都チラシ(PDF)

♪集会のフェイスブック・イベントページとサイトができました!
https://www.facebook.com/events/1683839408784799
https://yoccola.wixsite.com/no-genomeeditingfish

♪集会当日の午前中に街頭アピールを予定しています!
詳細が決まり次第、上記の集会フェイスブックでお知らせします。

 

主催:ゲノム編集魚を考える市民集会in京都実行委員会
(呼びかけ団体:遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン、OKシードプロジェクト、日本消費者連盟、宮津 麦のね宙ふねっとワーク)

[問合せ先]
日本消費者連盟
電話:03-5155-4765(月・水・金)/FAX:03-5155-4767
メール:gefish_kyoto@nishoren.org