日消連では11年12月21日に、自治体としてどのような放射能測定体制をとっているかを知るために、東日本を中心とした136自治体(1都1道20県と、日消連の会員が3人以上いる87の市町村と東京23区)に対して、アンケート調査をしました(詳しくはこちらの記事を参照)。回答は105の自治体から寄せられました。
自治体の食品放射能の扱いについて基本的な考え方を知り、汚染の低い地域や汚染がない地域でも、できるだけ食品放射能の検査を行ない、結果を公表して放射能汚染された食品を食べさせないしくみをつくりことが必要です。この結果を踏まえ、汚染主体である東電への賠償請求を呼び掛ける予定です。
1. 食品の放射能汚染について情報提供について啓蒙活動の有無
啓蒙活動をしている自治体が96自治体(95%)。活動の内容は、広報、説明会開催、ホームページでの情報提供で、原発立地や関東以北の自治体では特に、学習会などの取り組みをしていることがわかりました。
2.空間放射線に関する測定・調査をされていますか?
はいが45(40%)、いいえが60(54%)、関連機関に委託等しているが7(6%)でした。
放射線のモニタリングは、自治体が住民の生命・健康をまもり、適切な行政活動を行う前提として不可欠の業務です。各自治体の取り組み状況はさまざまですが、子どもたちの施設の周辺では定期的に観測している自治体が多いことがわかりました。
3. 食品の放射能汚染測定器をお持ちですか?
はい45(43%)、いいえ60(58%)でした。機種は①NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ25、②ゲルマニウム半導体測定器22、ICP質量分析装置なし、その他(ほとんどが、③NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータ)が10でした。
これらは、食品中のガンマ核種を測定するための機器です。
多く使われていると回答のあった、①NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータは高感度なγ線測定器で、GM管検出器を使用したガイガーカウンター類より、50倍以上の感度を有するとされていて、低レベル放射線の検知ができます。しかし、水、牛乳、野菜類(葉菜等)の放射性ヨウ素の簡易測定はできますが、ヨウ素及びセシウムの、分離定量は不可能です。ガンマ線線量計(サーベイメータ、シンチレーションカウンタ等)は、外部曝露の測定等に利用できます。価格は数十万円です。
②の精度に満足できるゲルマニウム半導体検出器は、厚労省の定める公定法に記載され、暫定規制値との比較がかなりの精度を持って可能(放射性セシウム、ヨウ素ほかガンマ核種)ですが、1,500-2,000 万円程度+設置費が高額なこと、広い設置場所が必要なこと、1検体につき30 分程度以上時間がかかるというデメリットがあります。
③の簡易スペクトロメータは、放射性ヨウ素及びセシウムは①より精度は低いものの、分離定量可能です。汚染が高くない場合のスクリーニングに利用可能で、機器の値段は250 万円程度、測定時間も短くて済みます。NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータはこれに当たると考えられます。
4. 食品の放射能汚染調査を定期的に行っていますか?
はい52(49%),いいえ53(51%)でほぼ同数でした。
1 ゲルマニューム半導体検出器を持っているところで定期検査をしているのは、抜き取り調査も含めて、札幌市、青森市、仙台市、秋田県、山形県、岩手県、福島県、福島市、いわき市、栃木県、群馬県、千葉県、東京都、山梨県、新潟市、岐阜県、浜松市は測定しています。国の検査指示が出ている自治体は当然検査をしていますが(図1)、指示がない自治体でも県レベルでは測定器をもっているようです。
2 NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータにより検査をしているところは、流山市、国分寺市、長野県、金沢市、静岡県、江東区(岩手県、東京都は重複)でした。
3 NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータにより検査をしているのは、苫小牧市、秋田市、水戸市、つくば市、川口市、蕨市、千葉市、松戸市、市川市、野田市、小金井市、藤沢市、松本市、岐阜市などがありました。
5. 住民からの検査依頼に対して随時対応されていますか?
無料で対応しているのが、10%で、福島市、水戸市、つくば市、栃木県、蕨市、流山市、小金井市、藤沢市など。有料対応は岐阜県(同22,100円)。関係機関を紹介する自治体が35%。検査は生産地や自治体が自発的に行うとし、住民が測定できるように対応する自治体は0、住民からの検査依頼には自治体としての対応は非常に消極的でした。今後も対応しない自治体が、過半数を占めました。
今のところ住民からの依頼に応えて検査をする自治体がほとんどないのは残念です。今後も住民が検査したければ、民間のボランティア的測定所に頼らざるを得ない状況ですが、そのような測定所は極めて少ないことから、今後は自治体に対して住民の要望に応じて検査をすることを呼び掛けていきます。
6. 食品汚染の責任主体:は?
6割が国と東電の責任と回答していますが、国のみ(11)わからない・無回答(24)も15%ありました。11年の8月以降住民の不安を解消するためとして、測定器を新規に31の自治体が導入しています。これらの測定器は住民の税金で購入されているのですから、自治体としては東電への賠償請求をすべきですし、住民監査の対象になることも呼び掛けていきたいと思います。
7、消費者庁の貸与について
申請したのは37%にとどまり、申請予定がないが56%を占めました。測定器がないところの回答では、予算がないため購入しないというものがありました。このような自治体に対しては、住民から申請を促すよう要望していくことも呼びかけていきます。
※各自治体の回答一覧は以下に一部掲載しますが、全部をご希望の方は日消連にお問い合わせください:1月29日講演会資料500円、アンケート一覧500円(いずれも送料込)
(共同代表・古賀真子)
放射能測定・自治体アンケート結果一覧
No | 道都道府県 | 市 | 空 間 放 射 線 検 査 | 住民対応・消費者庁への貸与申請の有無 | 備 考 | |
1 | 北海道 | 札幌市(道庁) | 空間放射線検査あり. | 食品測定器あり、ゲルマニューム半導体測定器、定期検査なし。H16年購入。 | 検査依頼には関係機関紹介、機器申請。 | 別紙あり。責任主体:わからない |
2 | 札幌市 | 空間放射線検査を4地点(市役所本庁舎、清田区役所、南区役所,手稲区役所)で可動型シンチレーションサーベイメータで測定。 | 食品測定器あり、ゲルマニューム半導体測定器、定期検査2週間1回5検体抜き取り、給食、月2回2検体ずつ。要素131、セシウム134、137合算値、検出定量限界4Bq/kg | 検査依頼には関係機関紹介、機器申請。 | ||
3 | 小樽市 | 空間放射線検査なし | 食品測定器なし。機器高額のため予算措置ない。 | 関係機関紹介。申請した。 | 責任主体:わからない | |
4 | 函館市 | 空間放射線検査なし。国や道の検査で異常ないから。 | 食品測定器なし。 | 関係機関紹介。検査依頼なし。申請予定なし。 | 責任主体:国 | |
5 | 苫小牧市 | 市内3か所の空間放射線検査をシンチレーションサーベイメータで測定。検査依頼には関係機関紹介 | Nal(ti)シンチレーションサーベイメータ食品測定器あり、定期検査なし。23年購入。 | 関係機関紹介。機器申請予定なし。 | ||
6 | 江別市 | |||||
7 | 岩見沢市 | |||||
8 | 旭川市 | 空間放射線検査なし、北海道が2か所、文科省が1か所で測定。 | 食品測定器なし。必要に応じて道に依頼。国の検査計画を踏まえ対象自治体が管理しているから。 | 関係機関紹介。申請予定なし。 | ||
9 | 青森県 | 青森市(県庁) | 空間放射線検査は震災以前から20地点でシンチレーションサーベイメータで測定。震災後は弘前、八戸には可動式シンチレーションサーベイメータで測定。 | 測定器あり、ゲルマニューム半導体測定器(H14,18)、Nal(ti)シンチレーションサーベイメータ(23年購入)。57品目640件の調査実施。 | 検査依頼には応じていない。市場流通品は安全が確認されており、民間検査機関で対応可能。機器申請予定なし。 | 責任主体:国 |
10 | 青森市 | |||||
11 | 八戸市 | 市内の災害廃棄物仮置き場と開設前、開設中の海水浴場。市内の公共施設約220か所で簡易型シンチレーションサーベメータによる測定。 | 食品測定器なし。農産物は県が同一基準で測定、水産物は国の方針に基づき測定されるべきと考える。 | 検査依頼には関係機関を紹介。申請予定なし。 | 責任主体:回答なし | |
12 | 宮城県 | 仙台市(県庁) | 各市町村役場を定点とし、県が貸与した測定器により役場職員が測定。 | ゲルマニューム半導体測定器、EMF211型(スペクトロメータ)。検出下限値50Bq/kg。毎週1回、県産農水産物、生産者団体等と調整して抜き取り検査。23年購入。 | 検査依頼には不対応。申請予定なし。 | |
13 | 仙台市 | |||||
14 | 秋田県 | 秋田市(県庁) | 空間放射線検査を湯沢市は月3回でシンチレーションサーベイメータで測定。その他6地点で月1回でシンチレーションサーベイメータで測定。秋田市はモニタリングポストで連続測定。 | 食品測定器あり、ゲルマニューム半導体測定器あり。国の検査対象自治体であり県内産農畜水産物を定期検査している。23年12月購入。 | 検査依頼には応じていない。機器申請した。配分されたら消費者団体、給食事業者に貸与。 | 責任主体:国 |
秋田市 | 関連機関に委託。芝生など他県の園芸資材を使った工事個所の検査は市独自で測定調査、その他は秋田県がしているのでしていない。 | Nal(ti)シンチレーションサーベイメータあり。食品定期検査なし(流通過程で一定の検査体制あり) | 検査依頼には関係機関を紹介。機器申請予定なし。 | |||
15 | 南秋田郡大潟村 | |||||
16 | 山形県 | 山形市(県庁) | 空間放射線検査を山形、米沢のモニタリングポストで24時間測定。193地点で10月まで月3回、11月から月1回Nal(ti)シンチレーションサーベイメータで測定。 | ゲルマニューム半導体測定器あり。今後2台整備予定。国の検査計画により、計画的に出荷前に抜き取り検査あり。暫定基準値超えたものが発見されたら検査実施。1年3月購入、23年4月に更新。今後2台整備予定 | 検査依頼には関係機関を紹介。機器申請予定なし。 | |
17 | 山形市 | |||||
18 | 岩手県 | 盛岡市(県庁) | 空間放射線検査をモニタリングポスト4地点。シンチレーションサーベイメータ55か所で測定。 | 食品測定器あり、ゲルマニューム半導体測定器(委託事業22年更新)、Nal(ti)シンチレーションスペクトロメータ(牛肉23年購入)あり(検出値25ベクレル)。国の検査計画により定期検査施。 | 検査依頼には応じていない。機器申請した。 | |
19 | 盛岡市 | |||||
20 | 北上市 | 空間放射線検査は定点7地点をシンチレーションサーベイメータにて測定。 | 食品測定器なし。県の結果を参考。 | 関係機関紹介。申請予定なし。 | ||
21 | 福島県 | 福島市(県庁) | 国の水準調査地点と、原子力発電所周辺監視地域80地点をNal(ti)シンチレーションサーベイメータで、電離箱で測定。 | ゲルマニューム半導体測定器で測定。原子力発電所の周辺のモニタリング調査として、定期的に、水、海産物、陸上植物、原乳などを調査。(試料により調査回数は異なる)23年購入。 | 関係機関紹介。申請未定 | |
福島市 | 小中学校、保育所、幼稚園、公園、観光施設、支所で定期的に空間放射線検査を日立アロカでNal(ti)シンチレーションサーベイメータで測定。 | 検査依頼に無料で対応。今後支所、学習センターJA支店などに設置して迅速に測定できる体制とする。機器申請した | ||||
郡山市 | ||||||
22 | 会津若松市 | 空間放射線検査は定点26地点を3ロカTCS-172Bにて地上1mで測定。 | 食品測定器なし。 | 関係機関紹介。申請した。 | ||
23 | いわき市 | 空間放射線検査を公共施設等でハンディサーベイメータで定点測定。 | Nal(ti)シンチレーションサーベイメータ食品測定器あり、ゲルマニューム半導体測定器あり。学校給食食材(毎食)、系統出荷農作物の抜き取り調査。飲料水は浄水所で毎日検査。23年購入。 | 検査依頼に対応。井戸水は無料検査。機器申請した。 | 責任主体:国 | |
24 | 茨城県 | 水戸市(県庁) | 空間放射線検査は東海・大洗地区では、41局の固定放射線測定局で測定。44市町村で1m定点観測実施。全市町村に放射線モニター配布。北茨木市、高萩市、大子町に可搬型モニタリングポスト設置。31市町村でモニタリングカーで定点観測。 | Nal(ti)シンチレーションサーベイメータ(牛肉)で測定。食品測定器あり、ゲルマニューム半導体測定器(H11,14,12)あり。主要品目や出荷制限解除後の品目にモニタリング検査週1から3回実施。 | 検査依頼には関係機関紹介。機器申請した。 | |
25 | 水戸市 | 小中学校、保育所、幼稚園、公園、児童館、市のその他の公共施設を定期的に空間放射線検査。個人宅や事務所にはGM管測定器で測定。 | Nal(ti)シンチレーションサーベイメータ(30ベクレル検出下限値H23購入)で測定。曜日毎に5か所の直売所販売やさいから選定して抜き取り調査。23年購入。 | 検査依頼には無料で対応。機器申請した。 | ||
26 | 土浦市 | |||||
27 | つくば市 | 空間放射線検査を定地点51か所で測定。 | Nal(ti)シンチレーションサーベイメータ食品測定器あり。毎日学校給食食材の抜き取り調査。23年10月購入。 | 検査依頼に無料で対応。機器申請した。 | ||
28 | 栃木県 | 宇都宮市(県庁) | 空間放射線検査をモニタリングポスト1地点、地上20m。シンチレーションサーベイメータ6か所地上1mで測定。 | 食品測定器あり、ゲルマニューム半導体測定器(H23購入)あり(検出値25ベクレル)。定期検査実施(別紙あり)。直売所の系統出荷外をスクリーニング調査。20検体/週。23年8月購入。 | 検査依頼には無料で対応。機器申請した。 | 別紙あり |
宇都宮市 | 市役所本庁舎、各地区市民センター、14か所の定点をNal(ti)シンチレーションサーベイメータで週2回測定。全ての小中学校、保育所、幼稚園に簡易型線量計配備。小中学校週1回校庭中心を定点観測。月1回砂場も測定。通学路も測定予定。保育所幼稚園は週1回園庭中心を施設定点として砂場室内も測定。 | 食品測定器なし。今後購入予定あり。関係機関で抜き取り調査。小中学校は週に約12検体、2ヶ月で検査対象全施設(102)1巡を目安に実施。保育所、幼稚園は週9検体を2ヶ月で全対象施設(73)1巡目安に実施。平成24年から調理済み給食1週間分をミキサーでかくはん検査を1週間ごとに実施 | 検査依頼には関係機関紹介。機器申請は必要に応じて検討する。 | |||
29 | 鹿沼市 | |||||
30 | 佐野市 | 空間放射線検査を定点で測定。検査依頼に対応していない。今後機器設置を検討する。機器申請した。 | 食品測定器なし。 | 検査依頼に対応していない。今後機器の設置は検討する。機器申請した。 | 責任主体:わからない | |
31 | 那須塩原市 | 空間放射線検査は公共施設定点約600地点をATOMTEX AT6130Cにて測定。 | 食品測定器ないが、2012年2月頃Nal(ti)シンチレーションサーベイメータ食品測定器納品予定。関係機関にて直売所等の系統出荷外の団体対象にスクリーニング検査、週1回20検体を県庁の出先機関へ簡易検査依頼。現在設置ないが、各庁舎に計4台、一般に流通していない食品の無料検査測定を開始予定。 | 申請予定なし。 | ||
32 | 群馬県 | 前橋市(県庁) | 衛生環境研(モニタリングポスト含み)、各県民局で1日1回、サーベイメータCS-171Bで定期的に空間放射線測定。Nal(ti)シンチレーションサーベイメータ、ゲルマニューム半導体測定器で測定。 | Nal(ti)シンチレーションサーベイメータ、ゲルマニューム半導体測定器(H23購入)あり。食品衛生法上の収去、試買検査(抜き取り)は農産物、加工品、市場流通品で県内生産、製造のものは、月2,3回。その他生産流通段階で調査。 | 検査依頼には対応しない。機器申請した。 | |
33 | 前橋市 | 空間放射線検査を市内小中学校、保育園、公園85箇所でハンディサーベイメータpa-1000で定点測定。 | 食品測定器はガンマー線スペクトロメータ購入予定。 | 検査依頼には自治会から要望で地域住民の集まる公共性ある場所に限り対応。機器申請予定なし。 | ||
34 | 埼玉県 | さいたま市(県庁) | ||||
35 | さいたま市 | |||||
36 | 川口市 | 定点11か所、教育施設、効率。認可保育園、公園を巡回測定している。 | H23年10月、食品放射能スクリーニングシステムNal(ti)シンチレーション(AT1320Aベラルーシ製)。市でするのは難しい。 | 検査依頼には窓口の設置困難。申請予定なし。 | 責任主体:国 | |
37 | 蕨市 | 市内82か所の定点にて富士電機製NHC7で測定。10月24日から29日は89か所1,119か所で測定した | H23.10購入Nal(ti)シンチレーションサーベイメータあり。給食を毎日6品目程度測定。 | 検査依頼に無料で対応。機器申請予定なし。 | 責任主体:わからない | |
38 | 草加市 | 保育園、学校、公園、グランド等6地点にヨウ化ナトリウムシンチレーションサーベメータにより測定。 | 検査機器なし。 | 検査機関紹介。申請した | ||
39 | 川越市 | 放射能汚染についての住民への情報提供はノウハウがないのでしていない。市内を5キロメッシュに区切り測定して、市域の状況を把握し、簡易測定器により、保育園、学校等の詳細測定を実施。市民向け貸し出しもしている。放射能汚染調査は給食のみ実施。 | 食品測定器はないが、購入に向け検討中。 | 住民からの調査依頼には今後検討する。申請した。 | 責任主体:わからない | |
40 | 狭山市 | |||||
41 | 朝霞市 | 空間放射線検査は市役所訴基地内を1日2回、小中学校、保育園を週1回、市内公園を月1回、シンチレーションサーベイメータにて測定。 | 食品測定器なし。 | 今後設置を検討する。申請した。 | ||
42 | 志木市 | |||||
43 | 飯能市 | 公共施設を順次測定。 | 食品測定器なし。今後購入予定あり。 | 設置を検討する。申請できることを知らなかった。 | 責任主体:わからない | |
44 | 入間市 | |||||
45 | 所沢市 | 市内10か所の測定地点で2週間に1回、シンチレーションサーベイメータにて測定。 | 食品測定器なし。測定要員がいないし精度に問題あり。月に2検体、給食上使用が多い食材や不安と言われる食材を選定して抜き取り調査をしている。 | 検査設置は検討しない。申請予定なし。 | 責任主体:わからない | |
46 | 上尾市 | 市内約300施設を11月から12月に、シンチレーションサーベイメータにて測定。定点67施設を簡易測定器により測定。 | 食品測定器なし。12月に補正予算計上して購入予定。 | 検査設置は検討する。申請した。 | ||
47 | 北本市 | |||||
48 | 千葉県 | 千葉市(県庁) | 県内2ヵ所のモニタリングポストにより測定。県内11ヵ所で週1回定点観測を実施。市町村にシンチレーションサーベイメータを貸与し、地域の実情に即した測定を実施。 | 食品測定器はゲルマニューム半導体測定器、Nal(ti)シンチレーションサーベイメータあり。(H23~24購入)定期検査実施。農水省が生産(魚獲)した農水産物には生産状況や出周り時期、旬などを考慮し、モニタリング検査を定期的に実施している。 | 検査設置は対応しない。申請した。 | |
49 | 千葉市 | 市内6地点を定点とし、毎月1回、Nal(ti)シンチレーションサーベイメータにより測定。市内のおよそすべての保育園、幼稚園、小中学校、公園等でNal(ti)シンチレーションサーベイメータにより測定(800か所)。 | 食品にはNal(ti)シンチレーションサーベイメータにより測定。市内のスーパー等から週1回5検体ずつ、その時期旬の食品を買取、スクリーニング検査実施。保育所、学校給食材もスクリーニング検査。H23年8月購入 | 検査は関係機関を紹介。申請予定ない。 | ||
50 | 松戸市 | 市立学校、保育園、公園、その他の公共施設等(定点地点を含む)をシンチレーションサーベイメータ、エナルギー補償型シンチレーションサーベイメータにより測定。 | Nal(ti)シンチレーションサーベイメータ。定量下限値20ベクレル・kg。検出限界1Bq/kg。食品にはNal(ti)シンチレーションサーベイメータにより測定。農家が生産販売する農産物を週1日から2日、10から20検体。保育所、学校給食材も週2日約15検体検査。 | 機器増設を検討。申請予定ない。 | 23年10月消費安全対策交付金事業で購入 | |
51 | 流山市 | 市内公共施設を中心に測定。 | 食品にはNal(ti)シンチレーションサーベイメータ(EMF211型ガンマースペクトロメータ)により測定。抜き取り調査実施。23年購入 | 検査依頼に無料で対応。申請した。 | ||
52 | 市川市 | 市内に定点を設け、週1回測定実施。学校、幼稚園、保育所、公園など公共施設を中心に測定。 | 食品にはNal(ti)シンチレーションサーベイメータにより測定。検出下限値要素131は35Bq,セシウム134は25Bq,137は20Bq),週2回、市内で生産され市販されている野菜果物を抜き取り調査実施。 | 検査依頼に機関紹介で対応。申請予定なし。 | ||
53 | 船橋市 | |||||
54 | 習志野市 | |||||
55 | 野田市 | 市立学校、幼稚園など、その他の公共施設等(定点地点を含む)を、エネルギー補償型シンチレーションサーベイメータCsICTeにより測定。 | 食品にはNal(ti)シンチレーションサーベイメータにより測定。検出下限値は要素131は20Bq,セシウム134は25Bq,137は20Bq),胸腺、直売所の協力を得て、集荷している品目を対象に検査。23年8月購入 | 検査依頼には対応していない。申請した。 | 責任主体:わからない | |
56 | 浦安市 | シンチレーションサーベイメータにより、当初は定点52地点(全市立小学校、幼稚園)を測定。その後市の独自基準で、現在は保育園、幼稚園、小学校等の205施設の側溝や雨水のたまりやすい場所など、放射線量が高いと思われる場所を測定。私有地も市民の要請に応じて測定。市民自ら測定できるよう、簡易測定器20台を貸し出している。 | 測定器なし。食品検査は、国、件、生産地などで測定しているため、していない。 | 依頼があれば、関係機関を紹介。申請予定なし。 | ||
57 | 佐倉市 | 市立学校、幼稚園、公園、道路などを、シンチレーションサーベイメータCsICTeにより測定。 | 食品機器は3月下旬導入予定。月1回、3,4品目、給食で使用する頻度のい高い食材を抜き取り検査 | 関係機関を紹介。申請予定なし。 | ||
58 | 君津市 | 県から、シンチレーションサーベイメータを貸り、測定を実施。市でも2台購入予定。市内10地点を定点として週1回測定実施。ホットのスポット調査をしている。地上5cmで0.23マイクロシーベルト以上は除染している。 | 食品測定器はない。県が30回(20品目)検査している。 | 検査依頼には不対応。申請予定なし。 | ||
59 | 東京都 | 新宿区(都庁) | 都内3か所(新宿、江戸川、小平)の定点にて、モニタリングポスト測定。今後国からの委託で23年度内に4日所(大田、足立、八王子、貼付)設定予定 | Nal(ti)シンチレーションスペクトロメータ4台、ゲルマニューム半導体測定器2台、オートガンマカウンター3台(牛肉用)(地独)東京都産業技術研究センター、(公財)東京都農林水産振興に、ゲルマニューム半導体測定器4だいあり。検出限界50bq/kg.都内産農林水産物等の抜き取り検査、都内流通食品のモニタリング検査(小売店等に流通している農水産物、食肉、鶏卵、加工食品。 | 住民からの検査依頼には不対応。申請予定ない | 責任主体:その他 |
武蔵野市 | 市内4か所の定点測定及び子ども施設を中心とした公共施設78か所。雨水排水枡34か所の「詳細測定を、シンチレーションサーベイメータ(日立アロカメディカル製TCS-172B)で実施 | 測定器ないが、市民の要望を踏まえ検討中。私立小学校で食材と調理済み給食を付き2回、計20品目検査。市立認可保育所5品目集1回の給食食材検査。 | 検査依頼には不対応だが、要望に応じて給食食材を中心に対応検討中。申請予定ない。 | |||
61 | 三鷹市 | |||||
62 | 調布市 | 子どもが利用する施設(小中学校、保育園、幼稚園、市立公園)に重点をおいて、HORIBA製PA1000で測定。 | 測定器ない。当面は専門業者への委託で対応。給食食材は委託して調査している。 | 検査依頼には不対応。専門職員の対応ができない。申請予定なし。 | ||
63 | 府中市 |