日本消費者連盟は2021年5月27日、リユース容器の取り組みについて下記の5社に質問状を送りました。
・株式会社セブン&アイ・ホールディングス
・株式会社ファミリーマート
・株式会社ローソン
・スターバックスコーヒージャパン株式会社
・株式会社ドトールコーヒー
※文面は5社すべて同じです。
https://nishoren.net/wp/wp-content/uploads/2021/05/20210527152511.pdf
※下記は1例です。
2021日消連 第3号
2021年5月27日
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
代表取締役社長 井阪 隆一様
特定非営利活動法人 日本消費者連盟
共同代表 大野和興
共同代表 纐纈美千世
リユース容器の取り組みについての質問状
私たちは、いのちや健康を何よりも大切にする社会をめざして活動する消費者団体です。
報道によりますと、海外ではリユース容器の取り組みが進んでいます。たとえば、台湾のセブンイレブンは2050年までにすべての使い捨てプラスチックの使用を廃止する計画を発表し、4店舗でリユースカップの仕組みを導入したそうです。また、台湾のファミリーマートでもリユース容器に入れた弁当の販売を開始するなどしています。さらに、韓国のスターバックスでは2025年までに使い捨てカップを廃止すると発表しました。英国ロンドンのマクドナルドの一部店舗では、リユース可能なテイクアウト用カップを導入し、飲み終わった後、他のマクドナルド店舗でも返却できるようにしました。
私たちは、日本の企業も使い捨てプラスチックを減らすため、リユースを進めてほしいと願っています。そこで貴社のリユース容器の取り組みについてお伺いします。ご多忙のところ恐縮ですが、6月10日までに回答を下記までご返信くださいますようお願いいたします。
1.貴店で提供する店内提供用、およびテイクアウト用の飲料や食品(弁当など)容器のそれぞれの材質をお教えください。
2.テイクアウト用容器は現在、ワンウェイ容器を使用されていると思いますが、それをリユース容器に変更する計画はありますか。
3.現在国会で審議中のプラスチック資源循環促進法案が成立した場合、来年にはカトラリーやストローを合理化(使用抑制)することになります。合理化方法として例示されているのは、有料化やポイント還元、代替素材への転換などです。ポイント還元程度では使用量はほとんど減らないことがレジ袋でもわかっています。また、代替素材に転換してもごみは減りません。有料化が最も効果が高いと思われますが、貴社の方針など、何かお考えがあればお聞かせください。
問い合わせ先:日本消費者連盟 杉浦 陽子
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-9-19-207
Tel : 03-5155-4765 Fax : 03-5155-4767
Mail : sugiura@nishoren.org