5月に埼玉県飯能市の教育委員会教育長に、「飯能市の学校給食を地産地消の農産物中心で提供してください。そのための協議会も併せて要望します」という要望書を提出してきました。提出したのは、「飯能市の学校給食を考える会」です。
食育推進は20年前から食育基本法もできていて世に知られているのですが、進んでいません。自治体主導の給食事業はどうしたらいいのでしょうか。
給食の献立を立てるには、地元の農家のことを知らなければいけません。センター方式や自校式もある地元の給食は、有機、非有機を問わず、あえて「地産地消」として地元の農家を引き寄せたい。農協、市役所、教育委員会が集まる場として協議会設置を要望しています。
日本消費者連盟の食農部会が中心となって、「消費者リポート」でも各地の取り組みの連載や「有機給食スタートブック」著者のインタビュー記事などを掲載しています。
私は昨年4月から、地元の小学校で小さな畑を耕しています。春菊やレタス、キュウリ、鶴首カボチャなどです。まだまだ給食室へ届けられる量にはなりませんが、いずれは旬の野菜が、いつ、どのように収穫して食べられるか、児童に知ってほしいと思っています。
気候変動で予測がつかない天気です。今年は里芋がうまくいくか見守っているところです。
(小園小夜子)