日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも人のいのちや健康を優先する世の中に変えたいと活動しています。

運営委員ブログ

【運営委員ブログ】目指すはオーガニックタウン(2019年5月30日)

 信州に移住して丸4年経ったこの春に、移住先の町、池田町で、町議会議員になりました。思いもかけない展開に今でもまだ戸惑いを感じていますが、今の政府のあまりにもひどい、いのちに対する対応への憤りがきっかけとなりました。  任期の間に何がどこまでできるか、まったく未知数ですが、目指すは将来を担う子どもたちが、すこやかに暮らすことのできる平和な町を作ること。有機農業を推進し、オーガニック給食を実現、だれ…

【運営委員ブログ】50年間撮りためられた写真を前に(2019年5月9日)

  日本消費者連盟は今年、設立50周年を迎えます。私はいま、撮りためられた写真を使い、この50年の主な動きがわかる短いスライドショーを作成しています。事務局のご協力で膨大な数の中から選んでいただいた写真に簡単な解説をはさみつつ、日消連の50年を垣間見ることができるような短い紹介動画にすることを目指しています。   どの団体でも活動が長くなると、抱える資料や写真の量は膨大になりま…

【運営委員ブログ】有機農業が進展するブータン(2019年4月22日)

  ブータンでは、2年半前にJICA(国際協力機構)支援による有機農業推進プロジェクトが始まりました。残り半年でこのプロジェクトは終了しますが、ブータンの新政権が有機農業推進のために2億4千万円の特別予算を組んで、大きく進展しようとしています。 日本を含む多くの国が、多大な予算をつぎ込んで軍事競争に狂奔する中で、それとは対照的なブータン政府の動きは着目に値します。このプロジェクトは、政府…

【運営委員ブログ】あれから8年経ちました(2019年3月25日)

  3・11原発震災から8年が経ちました。原発事故の被害は多岐にわたり複雑です。広範な放射能汚染により、それまで自然の恵みとともにあった人々の暮らしは失われ、地域は様変わりしました。 福島には1600万~2200万袋の除染土(フレコンバック)が積み上げられています。これは東京ドームの14~19個分くらいに相当するそうです。廃炉現場も汚染水漏れなど事故や失敗続きです。 これだけの地震、火山…

【運営委員ブログ】今年も市民意見広告運動をやっています(2019年2月19日)

  市民の脱原発と非戦を願って、今年もしぶとく7回めとなる意見広告運動をやっています。2012年12月からスタートした「意見広告市民の会」では、1人1口500円の参加費を募り、名前とメッセージを掲載したチラシを、3月11日の朝刊各紙に折り込んできました。   私の住む埼玉県飯能市は、東京電力福島第1原発から直線で250キロメートルの埼玉県西部にあります。チラシの配布は、飯能市だ…

【運営委員ブログ】身近な川に親しもう(2019年1月17日)

  日本の河川の流れを列島上に線で引いていくと、線だらけの地図が出来上がる。1級河川が109あり、その支流で名前が付いている河川は1万4000。2級河川が7000、準用河川が1万4000ある。なんと、日本には名前の付いた河川が約3万5000あるのだ。   その河川が、私たちの身近な存在になっているか、というと疑問符が付く。都会では、暗渠(あんきょ・地下に設けられていて外からは見…

【運営委員ブログ】新宿区によるデモ規制強化(2018年12月10日)

  新宿区が半年前に突然打ち出した区立公園のデモ使用禁止措置には、本当に驚かされました。8月1日から、いままで使用可能だった4カ所の区立公園のうち、新宿中央公園以外の3つの公園を、デモの出発地として一切使用させないとするものです。新宿駅から近い柏木公園は、いろいろな集会・デモに利用されたかなり馴染のある公園です。   憲法第21条には「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の…

【運営委員ブログ】東電の被告3人に道徳教育を(2018年11月20日)

  オリンピックのために、福島復興を謳い、切り捨てられる被害者。増え続ける核のゴミや原発労働者の被曝を何1つ解決しないまま、原発推進へ前のめりの日本。   東電の刑事訴訟が、12月には論告求刑、来年3月には判決の運びとなりました。証言の中で、地震への対策を取っていれば、あれ程の事故には至らなかったことが明らかになりました。それでも被告の3人は、「聞いていない」「記憶にない」「そ…

【運営委員ブログ】日消連の環境部会が発足しました(2018年10月11日)

  日消連で環境部会が発足しました。今後、どんな課題に取り組んでいこうかと相談しています。まずはマイクロプラスチック、そしてリニア、電磁波、さらに望むのは農産物やエネルギー(電力)の地産地消という課題についてです。 先日の北海道の地震後に起こった「ブラックアウト」では、なぜ大停電に至ったのか、はっきりとはわかっていないようです。総じて「電力の一極集中が招いた結果だ」として、「地産地消が必…

【運営委員ブログ】障壁を崩していく道(2018年9月3日)  

  日消連が、国に対して要求を出す時に、いつも直面するのが「官僚の壁」です。とくに私たちと関わりが強い省庁(農水省、厚生労働省、消費者庁など)は、国民の健康と福利の向上をめざす機関です。実際は私たちの要求の前に立ちはだかり、あるいは建前上「理解できます」という回答でごまかすしかない、つまり国民にとっての「障壁」と化しています。 多くの国民は、このような現実の姿をリアルに理解できているでし…